ボンボニエール(容器)に入った
ボンボン・オ・ショコラ
 パティスリーと共にコンフィズリー(confiserie)が充実した洋菓子店が増えています。砂糖を加工するコンフィズリーの殆どは一口で食べられる小さな糖菓、ボンボンです。ドラジェやボンボン・オ・ショコラ(プラリネ)はもちろん、果物を使ったものでは、パート・ド・フリュイや、アプリコットや洋梨のフリュイ・コンフィ、ナッツを使った有名なヌガー・モンテリマールもマロン・グラッセもボンボンです。プティ・フールのフリュイ・デギゼや、クルミ、アーモンド、ヘーゼルナッツなどのナッツにカッセ状態に煮詰めた砂糖をかけたものもボンボンなら、工業的に生産されるキャラメルもドロップもボンボンです。現在では、大雑把には果物とエッセンスで香りを付けたさまざまな形のお菓子屋さんが作る砂糖を使ったものの大部分がボンボンと言って良いでしょう。
 ボンボンの言葉はフランス以外でも使われ、スペイン語やポルトガル語にもなり、18世紀の末には英国でも使われていました。
 フランスではボンボンは贈り物に使われました。この習慣が18世紀、細工の施された装飾性の高いボンボニエールやドラジュワールの容器を生み出したのです。
 ボンボンの中でもボンボン・オ・ショコラはフィリングの詰まったチョコレートを意味します。ベルギーやドイツ、オランダ、ドイツ語圏のスイスではプラリネと呼んでいます。

参考文献:「ラルース料理百科事典」(三洋出版貿易株式会社)
An A to Z of Food & Drink, John Ayto [Oxford University Press:Oxford] 2003

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