製作:長田和也 [名古屋マリオットアソシアホテル]
『ガトー』2006年5月号掲載

 クーリ・フレーズ・バジル

フレーズ・バジル・ピュレ:220g
フレーズ・デ・ボワ・ピュレ:60g
水あめ:90g
ゼラチン:1g
クレーム・ド・フレーズ:23g
  1. 手鍋にフレーズ・デ・ボワのピュレを入れ、ゼラチンが溶ける温度まで温めます。
  2. 水に浸してふやかしておいたゼラチンを入れて溶かし、ボールに移します。
  3. フレーズ・バジルのピュレと水あめ、クレーム・ド・フレーズを加えて混ぜ合わせます。
  4. シュトロイゼルを敷き詰めた直径14・12・10・8cmの4個のセルクルに5mmの高さに流します。
  5. 冷凍庫に入れて固めます。

 ソルベ・オ・フランボワーズ

ポート・ワイン:400ml
オレンジ・スライス:3枚
ヴァニラ:1/2本
冷凍フランボワーズ(ブロークン):60g
冷凍ブルーベリー:30.5g
シロップ:35g
安定剤:0.5g
フランボワーズ・ピュレ:405g
クレーム・ド・フランボワーズ:15ml
  1. 手鍋にポート・ワイン、オレンジのスライス、ヴァニラの莢と種子、冷凍フランボワーズ(ブロークン)、冷凍ブルーベリーを入れて火にかけ、120℃になるまで煮詰めます。
  2. シロップに安定剤を入れます。
  3. 1を裏濾しして2とフランボワーズ・ピュレ、クレーム・ド・フランボワーズを一緒にして合わせ、アイスクリーム・マシンにかけます。
  4. クーリ・フレーズ・バジルを流して固めたセルクルに3を入れ、冷凍庫に入れて冷やし固めます。

 グラス・オ・ピスタシュ

スライス・アーモンド:300g
牛 乳:1040g
グラニュー糖:260g
卵 黄:325g
生クリーム(乳脂肪36%):390g
ピスターチ・ペースト:290g
  1. スライス・アーモンドをオーブンでローストします。
  2. 手鍋に牛乳を入れて火にかけ沸騰させ、1のスライス・アーモンドを入れます。
  3. 卵黄にグラニュー糖を加えて混ぜ合わせます。
  4. 2を3に加えて混ぜ合わせます。
  5. 4を手鍋に戻して再び火にかけ、クレーム・アングレーズのように煮ます。
  6. ピスターチ・ペーストを生クリームでのばしで緩め、冷ました5と合わせます。
  7. 6をアイスクリーム・マシンにかけます。
  8. 直径16・14・12・10cm、高さ2cmの4個のセルクルの中心に冷凍したクーリ・フレーズ・バジルとソルベ・オ・フランボワーズを置き、7を絞り入れます。
  9. 冷凍庫に入れて固めます。

 シュトロイゼル

ココア:4g
薄力粉:30g
粉末アーモンド(皮付き):35g
カソナード:35g
醗酵バター:35g
塩:0.5g
ピスターチ(刻み):15g
  1. 全材料を混ぜ合わせてそぼろ状にします。
  2. 直径14・12・10・8cmの4個のセルクルの底に敷き詰めて焼きます。

 ピストレ・ショコラ

クーヴェルチュール・グアナラ:400g
カカオ・バター:500g

組み立て
  1. グラス・オ・ピスタシュの9のセルクルを外し、大を下にして4段重ねにします。
  2. 全体にピストレ・ショコラを吹き付け、上部にあめ細工を飾ります。

  • この製品は第10回クープ・ドゥ・モンド・ド・ラ・パティスリーの日本国内予選(2006年3月23日)で製作した作品です。全体は、髪を風になびかせた躍動感あふれる女性の氷彫刻とアントルメ・グラッセで構成されています。1.8?1.9mの高さがあるので、アントルメも4段重ねにして立体的に、バランスを考えて製作しました。
    味覚に関しては、好きなピスターチを中心にフランボワーズを組み合わせました。ピスターチとフランボワーズの酸味は良く合い、王道的な組み合わせですが、そこに、バジルの香りをアクセントに加えることによって、各々の味が和らぎつつ、かつ主張するという微妙な味わいが生まれます。味の好みは人それぞれですが、“自分が食べて美味しい”それがすべての基準です。